あなたの隣にヤツはいる「おクスリ登場編」

okusuritouzyou

こんにちは!あったん先生です。

Twitterを飛び出してさらに文章を書くことにした目的はいろいろあります。

その中の一つに、

「こんな男がいたよ、みんな笑ってくれよ、でもあなたたちも気をつけなさいよ」

と伝えたいという動機があります。

今日はそんな中の一つをお話しします。

きっかけは飲み屋にて

その方と知り合ったのは数年前、よく顔を出す飲み屋さんででした。

そのお店はいろいろと良くしてくれる代わりに、私も時々お店のお手伝いをしていましたので、自分が客として居ても、居合わせたお客さんの相手をするなどの機会が多かったと思います。

飲んでいる最中、「お姉ちゃん!こっちに遊びにおいでよ!」と呼ばれた席。そこにいたのが彼です。

そこにカオスの匂いを感じれば見知らぬ席でもいくんです。

そして席についてお酒作ったりなんだりもうそりゃお店のサクラかなってくらい(そんな感じでもありますが)したかと思えば、ほどよく雰囲気クラッシャーを担ったりするんです。

あ、相席居酒屋じゃないですよ。
常連ばかりが集まるようなゆるいお店です。

私を席に呼び込んだのは彼の上司。
その方の計らいや場の盛り上がりもあり、隣にいた今回の彼と連絡先交換をすることになりました。

その時のあったん先生の心境

あったん先生
ラッキーーーー!!!!!

なぜなら彼は、とある個人歯科クリニックの歯科医だったからです。

あったん先生
お医者ーーーー!!!金ーーーー!!!!!!カネ持て余してるんだろーーーー!?!?今度飯奢ってくれぇぇえええ!!!!

まさしくこれしか頭にありませんでした。

20代後半と良い年頃。お酒も飲めて楽しめそう。

ただ、見た目はぼさっと大きく、例えばもしフランスパンを持たせたらそのまま切らずにガブガブ噛みちぎりそうな容貌です。

「でも女遊びはしてなさそうだな…真面目系か…?まぁお金あるなら…多少のことは目つぶるぜ……」

そう思い、まだ見ぬ(人のお金での)贅沢に夢を馳せて、その日はお互い帰路につきました。

それは突然やってきた

数日後の夜。
彼からご飯にでも行こうとお誘いがきました。

二つ返事で快諾し、彼がお迎えに来てくれることに。

あったん先生
車、なに?
ナビゲーター
あったん先生
ナナナナ、ナビゲィラァーーー!?!?

説明しよう。

リンカーン・ナビゲーター (Lincoln Navigator) はアメリカのフォード・モーターが同社の高級車部門にあたるリンカーン・ブランドで製造・販売している大型高級SUVである。(Wikipediaより抜粋)

画像はこちら

そう高級車。

たまに若造が1ナンバーにして乗り回していたりするのも見かけるが、相手はお医者…そんな小さなことはしないのだ。
(1ナンバーにして乗る、についてわからない子は調べてみよう)

元々にわかながら車は好きだったので、いい車に乗っているとそれだけで相手の印象も簡単にアップする(頭もお股も)軽い当時の私。

そして目の前に現れるあの大きな車…

気分はまるでディズニープリンセス…嗚呼、みんなごめんね…散々遊んできた私が…最後には玉の輿に乗るなんて…世の中は不条理よね…

妄想は自由です。

そんなことを考えながら意気揚々と、彼の乗る馬車ならぬナビゲーターに乗り込んだのです。

しかし

しかし「あれっ?」と違和感を感じました。

なんだかやけにゴミが散らばっているのです。そして後部座席は空き缶が散乱。ですがそんなことは御構いなしで、彼は車を走らせます。

なんか変だな、という気持ちを押し殺していると、

お酒飲みたいでしょ

そう言って彼はたくさんの缶チューハイを差し出してきました。

今なら「おぉ〜デキるやつかよ〜」なんて思いますが、当時は今ほどアルコールに執着がなかったので「何がしたいんだ?」と思い正直少し引きそうになりました。

が、ここはまだギリギリプリンセス気分。

あったん先生
えぇ〜?うけるね!じゃあ一本もらうかな!

優しい、優しいプリンセスですよ私。

だってお金持ちに気に入られるためだもんね。多少の疑問があってもそれくらいノリでカバーしますよ。

そんなこんなで普通の食事を普通にすませました。

普通の、普通のです。

会話も普通です。彼のことを知るためのごく一般的な会話です。

とりあえず趣味は把握。温泉にいったりニセコにスキーをしに行くのが好きと言っていて、「あぁインドアの根暗じゃないんだ」とそこは見直しました、うん。

まぁいいんです。会話もすっごい盛り上がったわけではないけど、でもまだ二回目ですしね!人見知りするらしいしね!

そして

さて、お店を出て車に戻りました。これはもう帰るやつだな、うんよし帰ろう。

そう思っていると彼からまさかの一言。

うち来ない?

ええええぇぇぇぇええええ!?家??

いやいやいや……ええええぇぇ!?!?!?

もう話足りないどころか、私は話のネタを小堺一機から渡されたサイコロを小気味良く歌いながら振って決めたいくらいもうつらいよ…?変わってる奴かよ!

さっき好きな食べ物聞いた時

「出汁。おいしい出汁が好き」

って答えた時から「あぁ変だな、これ変な奴のやつだ」って思ったけどさ!

もうわかりましたよはい、行きますよ、わたしってほらノリの軽い女だからさ、行ったらもしかして我が家のように寛げるいいお家かもしれないしね!あぁ〜楽しみだなぁ〜お医者の住むお家だからな!道順覚えておk

あったん先生
うん、いいよー

って気付けば答えてました。

そして踏み入れた独身男性の城。しかしそこは…

馬車こと妙に散乱としているでっかい車に揺られ、彼の家に着きました。

ここで頭をよぎるのは

「今日ってセックスするのかな…?」

まぁセックスハードルが低いで有名な(若き頃の)あったん先生でしたけど、今思えば今日会って早々に酒飲まされたのってもしかして酔わせて連れ込もうとか考えてたのか…?えぇ…やり方が古い…とか一人で考えながらとりあえず自宅へお邪魔します。

「ごめん、ちょっと片付いてない。」

と鍵を開ける彼。

遠慮がちに彼の後ろに佇むわたし。

「ううん気にしn…」

足 の 踏 み 場 が な い

え?あれ?え?まだ玄関です。

靴が散乱してるだけとかじゃないんです。

いくつも重なる、終えたであろう旅行のバッグの山、まるでカーペットかのように放置されたチラシや古新聞の数々。

それらが重なり、居間へ続く廊下にも謎の荷物の山脈ができあがっている……

「思わず言葉を失う」って体験、したことありますか?わたしはこのときです。本気のやつです。

人間って「あ、これ、本気のやばいやつだ」って思ったとき、おかしいだろってことも指摘できなくなるんですよ?

常識の範囲内なら「もう〜だらしないなぁ」とか笑いながら軽く片付けたりできるんですよ。わたしが想像していたのはそれなんですよ。

それなのに、それができなかったんです。この必死の弁明で状況はお分かりいただけただろうか。

ここまでくれば期待は裏切らない。

言わずもがな、リビングへのドアを開けたらそこは脱ぎっぱなしの服の山と食べ終わったコンビニ弁当のゴミ、飲みっぱなしで何日放置されたかわからないグラス。

足 の 踏 み 場 が な い や っ ぱ り な い

そして謎にキッチンの壁にズラッと並べられたタバスコのボトル……なにあれ怖い…

リビング中央には布団が引きっぱなしで、その隣にはちゃっかりとコタツが鎮座している。そしてそれなりに大きなテレビまであるのにテレビ台はなく床に置きっぱなし。首痛くなるやつだろうが。

お医者よ、わたしが極度の潔癖性でなくてよかったな!!!!

さもなくば断末魔の叫びと共に近隣住民による通報で君は警察に包囲されていたぞ!!!!

今考えてみれば…

「え、待ってなにこれ、いや、汚いのレベルとか超えてるでしょ、ねぇ?ありえないよ???もう帰る。無理。本当無理。」

こう言えればそれでよかったんです。

でも当時は真冬真っ只中で、自力で帰れる距離でもなく、タクシーはつかまりにくい場所。ましてや贔屓にしてくれている人たちが関わっている人間…あぁ無下にできない…で頭がいっぱい。

というかそもそも当時の若かれし頃のあったん先生は、男性に自分の思っていることなんて言えなくて、言われるがままされるがままの媚び諂い型流されビッチ。

「帰りたい」

そのたった一言も言えないまま、とりあえずその場に腰を下ろすしかなかったのです。

無駄に流れる時間、そして動き始めたお医者

とりあえずどっか適当に座ってて

初めて訪れた男性宅にてまず言われるファーストルーティン。これがこんなに残酷な言葉だとは知りませんでした。

だ っ て 座 る 場 所 が な い ん だ も ん

でももうそんなことを言っていても、この部屋が妖精の魔法的な、そうディズニープリンセスで言えば「ビビデバビデブー♪」的な呪文で突然一気に片付くわけはないのです。

「帰ったらすぐお風呂に入ろう…服も速攻洗濯しよう…」

妖精ではないのでそんな呪文を何度も唱えながら、とりあえず床からわずかに覗いているコタツの一角に座りました。

その頃、彼はキッチンに。

コップを取り出し、水を一杯用意する彼。

すると薬のシートから錠剤を取り出す音。

(´-`).。oO(外食ばかりの大酒飲みで、体格も大きいし、若いけどもしかして血圧の薬かコレステロールの薬でも飲んでるのかなぁ〜)

と、その時は気に留めませんでした。

※でもこの出来事を覚えておいてくださいね

そのあとこちらにやってきて、おもむろにテレビをつける彼。放映されているのは冬季オリンピック。
よくわからない競技、白熱はしない。

(あぁ帰りたい、切実に)

そう思い、自然に帰れる言い訳を探した結果…

あったん先生
なんか眠たくなってきたなぁ!

もうね、窮地なもんでこれしか口から出なかったんですよ。弱い、弱すぎる、理由が弱すぎる。でも女の子が眠たがってたら、本当に眠たいかつまらないのサインと受けて「じゃあ帰ろっか?送ってくよ」ってなりませんか?そうなるって当時は思ったんですよ。

でもね!!!!!!

じゃあ…うちで少し寝てけば?

エンダアァァァァァァァアア〜!!!!!!!イヤァァァァアアアアアアアア!!!!!!

いや、本当にイヤァァァァアアアアアアアアの意味だよこれ!!!!なんでだよ!!!!どんな思考回路があったらこの家に人を寝かせられるんだよ!?!?!?!?理解の向こう側にいきそうだよ…パトラッシュ…

ってなことですぐには帰宅させてもらえないことが判明。

というか当時は、諸事情により慢性の睡眠不足の日々で本当に眠たく、その日もほぼノー睡眠だった記憶があります。

そして極めつけに、彼はリビングの電気を消してきました。明かりは白銀の世界で行われている冬季オリンピックのみ。雪が…眩しい…。

そして場は無言。

家に帰れないことを悟り、そして開き直り、話題を必死に探すこともやめ、無情にもオリンピック中継の解説音声のみがこの部屋に流れるのみ。

つらい…つらいよ…つらァい……つr……zzz…

は い 寝 ま し た

誰がってわたしがね!!!!!!

日頃の睡眠不足と時間のつまらなさがコラボレーションした結果、ついに眠りに落ちてしまったんですよ。

あったん先生
…ッッッ!!!寝てた!!!!

束の間の眠りに気付き目覚めた時には時すでに遅し、なんと彼が先ほどよりも至近距離に居ます。

(´-`).。oO(あぁ〜うん、わかった、ヤるのね、ヤればいいのね、うんわかった)

ビッチは時としてスーパー割り切りタイムに突入します。

「ヤってしまえば終われる」そう思えるからです。

ここまでくればもうどうでもいい。

「わたしセックスしてもいいですよ!!!!」オーラを出す。よし来い!と言わんとばかりに、じゃれあいを始める!効果は抜群だッッッ!!!!!

そして試合が開始。散乱とし過ぎた部屋で執り行われる試合。そして繰り出される、下手な技の数々。授乳プレイを錯覚させるほどの乳房へのこだわり。つらい。この試合つらすぎる寝そう。

そして誘導される騎乗スタイル。

はぁ〜ゴールはもうすぐですわ!!!!!!これで帰れますわ!!!!!

よっしゃ乗りこなしt…

あぁっ!ちょっと待って!待ってストップ!

騎乗スタイルにて応戦からものの数分。体感時間にして1分強。

試 合 終 わ り ま し た

はえぇえぇぇえええええええ!!!!!!!!

あぁ〜…もったいない………………

彼の言うソレは、もう聞いたことがないくらい絶望に包まれていて、とにかく「あぁせっかく…もう…」的なことをずっと呟いていました。

「そんなに味わいたかったのか?久しぶりだったのかな?」

わたしはそれくらいにしか思わず、その時は彼の絶望に包まれたその言葉の意味を知る由もなく、数時間後彼から解放されました。

突然舞い込んだまさかの事実

数日後、彼のことを知る友人からまさかの情報をタレコミされました。

「あの人の同僚先生に聞いたんだけど・・・

彼、 E D ら し い よ

だからヤれそう!ってなったらクスリ飲んでヤるんだって。バイアグラとか?」

あったん先生
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『その頃、彼はキッチンに。コップを取り出し、
水を一杯用意する彼。
すると薬のシートから錠剤を取り出す音。

(´-`).。oO(外食ばかりの大酒飲みで、体格も大きいし、若いけどもしかして血圧の薬かコレステロールの薬でも飲んでるのかなぁ〜)

と、その時は気に留めませんでした。』

アレ、勃起不全治療薬ですかァァァァアアァァアアア!?!!??!?!??!

しかもあの時点で「ヤレるな」って思われてたのかァァァアアアア!?!?!?!?!

チョロい女なのはわかってるけどさァァァアア

アア!?!?!?!?!?!?!

いや必死かよ、セックスするのに命がけの奴だったのかよ。いやなんかごめん、それをたった1分足らずで終わらせてごめん。そりゃもったいないって言うわ!!!お金がね?お金がもったいないって話だったのね?!

知ってます?ちゃんと病院でもらえるような勃起不全治療薬って、一錠¥1,500〜2,000とかするんですよ。今はもしかしてもっと安いのかもしれませんけど、当時はそんな感じです。

あとの詳しいことはわたしにはおちんちん付いてないんですみませんね、ちゃんとおちんちんついた人たちに聞いてみてください。

余談

後日談ですが、友人が間を取り持ってくれながら一緒に食事に行ったりするなどを試みましたが、彼のことは「ご飯をご馳走してくれるお財布の人」にさえも思えなくなり、間もなく疎遠になりました。

病的に片付けられない人で、自由にセックスもできない。見た目も決して小綺麗ではなく、人とのコミュニケーションもいまいち。しまいには、目の前の女体よりも儚く消えた勃起薬を惜しむ器の小ささ。

まことに恐縮で勝手ながら、そんな人を選ぶ理由は当時のわたしには一つもありませんでした。

「お金があれば誰でもいい」

そう思っていた時期が、少なからずわたしにもありましたが、それはいろんな理想像がくっ付いてのことで、ただただお金を持っているだけでは、一緒に時間を過ごすことさえ不可能な人間もいるんだなぁと勉強した次第です。

️今回、勃起不全治療薬を必要とするED患者の方を馬鹿にしたくてこんな記事を書いたわけではありませんが、そんな描写も多く気分を害した方がいらっしゃったかと思います。本当に申し訳ありません。

男女ともに気分の良いセックスがもっと増えますように。

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